京都旅行必見!感動の庭園、桂離宮

旅行

学生時代の出会い

大学生の建築学科で設計の授業を受けた私は、運命的な出会いを果たしました。それは、日本庭園の最高峰と称される「桂離宮」との出会いでした。

先生が見せてくれた写真や解説に、私は心を奪われました。繊細な造形美、自然と調和した建築様式、そして深い静寂に包まれた空間。その全てが、私の心を魅了し、「いつか必ずこの目で見てみたい!」という強い憧れを抱かせました。

念願の参観

今回、京都に行く用事があり、またとない機会だと考えなんと二か月前に宮内庁ホームページで予約した。

そして夏の残暑が残る中、待ちわびた参観日当日が訪れた

住宅街を抜けた先に現れたのは、一変した風景でした。緑豊かな公園が広がり、静寂が訪れるその空間は、まるで別世界のような趣きです。

最寄り駅から20分ほどの道のりは、期待感を高めてくれます。バスの利用もおすすめです

庭園の中は心を奪う美しさ

庭園に足を踏み入れると、まず目に飛び込んできたのは、見事な松の木「住吉の松」です。圧倒的な存在感は、訪れる者を魅了します。

さらに奥へと進むと、目と心に飛び込んでくるのは、言葉で表現できないほどの美しさです。これまで見たことのない美しい庭園は、まるで夢の中にいるような感覚を与えてくれます。

桂離宮の庭園は、源氏物語の世界を意識して作られたと言われています。実際に歩いていると、物語の登場人物になったような錯覚を覚えます。

写真にあるのは、桂離宮の表門です。特別な場合以外は開けられることのない門で、上皇陛下が来られる時のみ開門されます。

この写真を見て、道がかなり長く感じられると思いますが、実は遠近法が用いられており、帰るときには遠く、そして入る時には近く感じられるように設計されているそうです。

こちらの「外腰掛」の前の道ですが、ここにも工夫がほどこされており、道の最初の幅と最後の幅が1:1.6の黄金比となっているそうです。

天国があるとしたらこのような空間なのかと思ってしまう。

こちらは松琴亭

室内の模様を見かけたことがあるのではないかと思います。そうです「東京オリンピック」で用いられた市松模様です。

ここの市松模様はとても大きく描かれており、遠くからも認識できるように工夫されています。

ここは「月波楼」、どう考えても屋根を支えるには心細い柱が立っています。

この柱のおかげで屋根が軽く感じられるそです。

この庭園は考えられる全ての工夫が施されており、それがこの「桂離宮」を日本庭園の最高傑作と呼ばれる所以だと感じました。

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